席に着いた。



周りは楽しそうに話をしている。



「ねえ〜あんた出席番号いくつ??」



当時ガングロが流行っていた時代でその子はまさに根っからのギャルだった。



「あ、33番っす。」



とっさに敬語になった。



「あはは〜!!敬語とかウケるんだけど〜笑。私は三浦サリナってんだ〜。よろ!」



「ふ〜んそうなんだー。よろしくねー。」



「ちょいちょい!!普通名前言ったら名前なのるべきだろ〜笑。なんて言うの?」




「あーわりぃわりぃ笑。ウチわ渡辺心だよ。」



「シン…よし覚えた★ぢゃまた後でね!」



サリナは私の二個前の席に座った。



そして周りの強そうなギャルと話している。



ああ〜あの子ギャルに挟まれてかわいそう〜。



サリナの横の地味な女の子がオロオロしていた。






「はい〜席ついて〜」



例の教師が入って来た。



皆シーンとする。




「はい、じゃあ出席番号1番、号令して。」



赤い髪の一際悪そうな男子が立ち上がった。


顔は目が切れ長だけど整っていてモテそうだ。


身長も高い。


「はあーい!!俺は荒木大河です〜!!タイガからあだ名は虎で〜す★よろすっ!!」


声低っそしてデカっ!!


「どうでもいいから大河君号令。」


女教師が言った。


「まあまあ★そんな怒らない!!せんせ〜!!あ、ちなみに隣の井出孝輔は俺のダチ!!コイツもよろしく★」



隣の井出が立って挨拶。



ってあいつウチに道教えてくれた奴ぢゃん。



「てことでーきおつけーれいっ!」




やっと始まったし笑