‐忘れる‐
次の日オレは学校を休んだ。
何もする気がしなかった。あれから何も喉を通らなぃ。
ブーブー
急に携帯が鳴った。
隆二からだった。
『大丈夫か?』
オレは返事を返さなかった!  と、言うより返せなかった。
そのままオレは布団の中に潜り込みいつの間にか眠りに着いていた。
ピンポーン
「………」
ピンポーン
「……………」
ピンポーンピンポーンピンポーン
「うるせーなー」
オレは渋々玄関へ行った。ガチャドン
「!!」
何事かとビックリしたら晃が飛び付いてきていた。
「何で返事返さねーんだょ!!」
「晃…悪かった。」
「本当だよ!心配かけやがって。」
隆二が晃の頭ごしに見えた。
二人を部屋へ入れて昨日の出来事を話した。
「だからオレ忘れる!それで桜が幸せになれるならどおって事ねぇ」
オレがそう苦笑いをしたら晃と隆二は笑って
「そうか」
と、優しく言ってくれた。