-さくら-

あれからずっとケンカし続ける日々
ある日仕事をしていたら電話がかかってきた。
ブーブーブーピッ
「はいもしもし。えっ!桜が?」
その電話の内容は、昼桜が買い物に出掛けたら横から飛び出してきた車に引かれたというものだった。
「あっあの!事故で運ばれてきた桜って子は?」
「え〜あっはい居ますよ」   桜は手術をしとった。
「桜…」
ウィーン
手術室の扉が開いた。
「先生!桜は?」
先生は一言も言わず首を横に振った。
「う…そ………だろ?」
先生は深くお辞儀をした。   「あ〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
涙が次から次へと溢れ出た。
オレは桜の死を受け止める事が出来なかった。

「…桜」
オレはずっと名前を呼び続けた。