-夢花火-

夜、オレ等はお決まりの花火をした。
晃と隆二はちっちゃい子みたいに騒いでいた。
桜はそれを見て笑っていた。
「ねぇ陸この花火綺麗〜」
桜はすっごく楽しそうだった。
「桜…今幸せか?」
「うん!凄く幸せ」
元気よく返事をした。
「また来ような。海!」
「うん!」
そう約束をした。

だけどその約束は叶えることは出来なかった。

もう二度あの桜の笑顔が見れなくなるなんて

この時は思いもしなかった。