そのあと、みんなで温泉に行った。


自分の身体中につく痣

驚いた


「虐待されたみたい・・・」


少し、笑いながらも
嬉しい気持ちになった。



女の子達と温泉からでると


陵達男の子は
コーヒー牛乳を飲んでいた。



少し濡れた髪も
お風呂あがり特有の雰囲気。

陵・・・・


格好よすぎだよ・・・




コツン・


固いものが頭を打った


振り返ると孝ちゃんがコーヒー牛乳を持っていた。


「なっちゃん、今日一番頑張ったからね!」


孝ちゃんは私の手を持ってコーヒー牛乳をくれた。


「ありがとう!」


「こことか、痛いでしょ?」

孝ちゃんが いきなり脇腹をつついた


「ぬ!!!!!」

あまりの激痛にうずくまる・・・・

「ごめーん。ごめーん。」


孝ちゃんは豪快な笑い声をあげ、うずくまる私に手を差し出した。


少し痛みが引いた時に
差し出した手を掴もうとした その時、



どすん。


ッ!!!!!!

「あっごめん。」



陵・・・・!!!!!!!!


すれ違うフリをした陵が
脇腹を膝でぶつかってきたのだ。


「!!!!」


涙目で とにかく痛みを堪えた。



「陵ちゃん、今のは痛いよー」


孝ちゃんが、陵にいう。


「気付かなかった」


そう呟いて、私の腕を強い力で腕に持ち上げる陵。


「甘えちゃって」


そう行って、一人で帰る方向に歩いていった