「お前なにやってんの?折れてるわけ?」



神・・・・

いや、私の王子・・・・!



「りょお・・・」


思わず、涙が止まらなくなった。



「おいおい、案外弱いんだな」


「だってぇ・・・・もう滑れない。帰れない。」


「馬鹿か。滑ろ。」


「もう動けない・・・」


「甘えんな。いつだって、誰かが助けに来るなんて期待すんな。自分でなんとかしてみろ。」