そして鏡を再び見る。






…強く。強くなるんだ。

目を静かにつぶる。



お金がなくても、生きてくんだ。

あゆむの彼氏として。


俺は、強く決心した。





俺はオヤジが置いてった髪染剤を手に取った。

種類はいっぱい…ある。

昔、オヤジが優しかった頃、よく俺はオヤジの髪染めるの手伝ったっけなぁ。

しみじみと保は、想い出に浸った。



が、一瞬で消した。