数分後、

尚哉が二つのお皿を持って

テーブルに座った。


「わあ。カレーだ!」

「ごめん、俺
難しいの作れないから・・・」

「ぜんぜん嬉しい!」


私はスプーンを手にして

ゆっくりと食べはじめた。


「おいしいよ。」

尚哉に向けて

ピースサインをすると

尚哉は目を細めて

そっか、と言った。