「尚哉、はいお弁当!」


「おーありがと。」


「いってらっしゃい!」

「うん、あんまり
無理しないでね?」


尚哉は心配そうな

情けない表情で

私のお腹をさする。


「大丈夫よ。」


私が小さく微笑むと

尚哉は私にキスをした。


「いってきます。」