次の日。

早速玲は絢斗にアタックしていた。

「絢斗くん♪今日帰り空いてる?」

「あーごめん。今日バイトだから」

「そっかぁ。残念」


「ねぇ美音」
「ん?なに?」
「玲って絢斗の事好きなんだね」

「ぅん。らしいょ」

初音はアタックされている絢斗を、微妙な目でみていた。

「なになに?初音も好きなのぉ?(ニヤ」

「ちがうゎ!!絢斗、可哀相だなって」

「なんで?」

「今にわかるよ」

「?」

初音は私をちらっと見ると、ため息をついてまた雑誌にめを戻した。