タッタッタッタッ―…



キュッ―



足を止めた。





「…ちょっと、何なんですか!!?」


男は私についてきていた。







「いやー、ちょっと案内してよ。俺、保健室の場所知らないとこれから大変だから。」




こいつ…保健室でサボる気か!?




「言っておきますけど、保健室に先生いない時は、いつも鍵閉まってますから。」





そう言って私はまた歩き始めた。



「え!マジで!!?」





男はそう言いながらも
私について来る。





はぁ…この人ダルい。