「あのっ」




「ん?」





男は私の声で振り返り、足を止める。




「保健室…こっちです。」



こいつ、自分から手当てするとか言っといて保健室も分かんねーのかよ…
てゆうか本当にココの生徒?






「あ、ごめん(笑)俺、今日来たばっかだからさ、前の学校とカブっちゃったよ!」




ふざけんな。


「あ、大丈夫です。てゆうか1人で行きます。」



そういってつかまれた腕を振りほどく。




こんな奴相手にしてたら
ラチあかない。


私わ足早で保健室に向かった。