「真っ暗ー!わー!」
「お前、何でそんなに嬉しそうなんだよ。」
「だって弥月に会えたし、真っ暗だし!!」
「真っ暗が嬉しいか?あんま遠く行くなよ。」
「やだ。弥月ってば、
過保護なお父さんみたい!うざーい。」
「…何だと?お父さんにうざいとか言うな。」
「きゃははは!!」
嬉しそうに
はしゃぐ沙鵺。
朝よりも
一層テンションが
高いみたいだ。
…そういえば
「おい。沙鵺。」
「え?何?」
まだ可笑しいのか
ニヤニヤしながら
こちらを見上げる。
「そういえば、朝に辰巳がお前に名前聞いたとき、
なんか違和感感じたんだけど。何かあった?」
ドキっとした。
何で
弥月には全部
ばれちゃうんだろ…。
「あー…。実はね…。
私、人に名前聞かれるのあんまり好きじゃないんだよね。」
「…。」
「何て言うか…うまく言えないんだけど…感覚的に嫌っていうか…。」
「…。」
「別に仲良くなった子に呼ばれるのは、いいんだけどね!
うーん…。うまく言えないや!」
「…。」
「ご、ごめん!なんか曖昧で!
辰巳君に何か言われたら謝っといて!」
「…る。」
「でも、辰巳君が嫌だとかそういうんじゃ…って。え?」
「…分かる。」
「え?な、何が?」
「俺も好きじゃないから。」
ドクン…
一つ大きく
心臓が
跳ねた。
弥月?
この気持ち、
弥月にも
分かるの…?
弥月…。
「お前、何でそんなに嬉しそうなんだよ。」
「だって弥月に会えたし、真っ暗だし!!」
「真っ暗が嬉しいか?あんま遠く行くなよ。」
「やだ。弥月ってば、
過保護なお父さんみたい!うざーい。」
「…何だと?お父さんにうざいとか言うな。」
「きゃははは!!」
嬉しそうに
はしゃぐ沙鵺。
朝よりも
一層テンションが
高いみたいだ。
…そういえば
「おい。沙鵺。」
「え?何?」
まだ可笑しいのか
ニヤニヤしながら
こちらを見上げる。
「そういえば、朝に辰巳がお前に名前聞いたとき、
なんか違和感感じたんだけど。何かあった?」
ドキっとした。
何で
弥月には全部
ばれちゃうんだろ…。
「あー…。実はね…。
私、人に名前聞かれるのあんまり好きじゃないんだよね。」
「…。」
「何て言うか…うまく言えないんだけど…感覚的に嫌っていうか…。」
「…。」
「別に仲良くなった子に呼ばれるのは、いいんだけどね!
うーん…。うまく言えないや!」
「…。」
「ご、ごめん!なんか曖昧で!
辰巳君に何か言われたら謝っといて!」
「…る。」
「でも、辰巳君が嫌だとかそういうんじゃ…って。え?」
「…分かる。」
「え?な、何が?」
「俺も好きじゃないから。」
ドクン…
一つ大きく
心臓が
跳ねた。
弥月?
この気持ち、
弥月にも
分かるの…?
弥月…。