日が昇り、

俺の部屋に
眩しいぐらいに朝日が差し込む。

直ぐさま身支度を整え、
自分の欲求のままに走り出す。

そこに広がるのは

無限の水平線。


胸が痛くなくなるほど
切なく、
淡く、
そして優しい、
潮の香りに包まれる。


今の自分は、

この海に作られた。


この海は昔から

自分の親であり、
友であり、

そして恋人であった。