あたしは着いた瞬間驚いた。



「で、でかくない…?!」




あたしの目の前にある家は

すごく大きく…

まさにお城みたいだった…




「渡辺さんは両親が

社長さんだからなー、」




「まじっすか…」




あたし…

こんな家に住んじゃうの?



「すごく綺麗ねーっ

お母さんも住んでみたいわー」




なんて呑気に言ってるお母さん。



「とりあえず車から降りて

挨拶しにいくぞ。」




「はぁーい…」




そう言うとお父さんは

先に車を降りた。




それに続いてあたしと

お母さんも車から降りた。