制服の中に誰かの手が入ってくる。
「ちょっ・・・や。」
「おっさん何やってん!!」
「なっ、何だ・・・」
「さっき触ってたやろ、こいつの」
そう言って、助けてくれた男の子はあたしを指差す。
「な、何を言うんだっ!」
そう言い、オジサンは逃げて行った。
「あんなぁ・・・」
「ふぇ?!」
「お前も大きな声くらい出せや・・・。」
「はっ、はい・・・!
あのっ・・・ありがとうございました!!」
「次は気いつけなアカンで。」
ふわっ、と笑う彼に一瞬ドキっとしてしまった。
・・・!あ、学校と名前聞いとかなきゃ!