そして、ケガを手当てしてくれた。



慣れていないらしくて、バタバタしてかわいかった。



っていうか、オレ完全にほれてる??



そんなこと考えていると、突然口の辺りに激痛がはしった。



「ぃってーな!!」



消毒液がしみて、思わずオレが大きな声で怒鳴ると姫華はびっくりして



「ごめんなさぃ・・・・。」



消えそうな声でそうかって、涙目でオレをみつめた。



「姫華ちゃん、泣かせちゃった。あーあいけないんだ」



桐也がオレにわざとらしく言った。



不器用なオレは



ポンポンと



うずくまっている姫華の頭をなでて



「ごめんな」



と一言いった。