あいつは、必ず保険をかけておく奴なのだ。
 
設計図も、組織の中にではなく、ここに保管されていた。
 
エイジュのプログラムにも、自分の身を守る為の保険をかけていた。
 
じゃあ、エイジュのボディが壊れたときは?
 
エイジュが、石を額にかざしていたシーンが浩之の頭に過ぎった。
 
もし、記憶を写せるものがあるんだとしたら、それを本人に持たせておいたんだとしたら。