真子を愛してる。


おまえを妻にした事は間違ってなかった。


こんな俺を理解しようとしてくれてる、女は真子しかいない。


銀ちゃんはどうしようもないバカだから、私がいないと駄目でしょ。


そう言って抱き締めてくれた。


遠い昔、母親に抱き締められた事を思いだしてしまい。


あの12年前の真子が甦る。


5才の真子が俺に近づいて来た。


みんなは怖かって近づかない俺に真子は。


「私の名前は真子、5才、お兄ちゃんの名前教えて、お友達になりたい。」


可愛い真子の笑顔に俺は癒された。


「真子がお兄ちゃんと、ずっと一緒にいてあげる。」


そう言って、俺の頭をそっとなぜてくれた。


あの時、一人ぼっちの俺は真子に救われたんだ。


そして、又俺は真子に救われた。


この先何が起きても、俺の真子に対する気持ちは、一生変わる事はない。


ここで誓うよ。


真子を生涯愛し続ける事を。