真子に思い切り殴られた。


殴った真子の方が辛そうだ。


ごめん、真子、本当にごめんなさい。


真子が俺を見て言った。


「銀ちゃんの罪は私の罪でもあるから、これは私への罰。」


真子、お前には何の罪もない。


まして、罰なんてあり得ないだろ。


「私はどうしようもない極道の銀ちゃんを好きになったから、銀ちゃんの過去を知らん顔は出来ない。2人で謝罪しないと前には進めない。私は極妻なんだから、そのくらいの覚悟ないと駄目でしょ!」


真子が俺を抱き締めてくれた。


お前は何でそんなに頑張るんだ。


俺なんかの為に。


でも、嬉しいよ。


もう無理、この先何があってもおまえを手放せそうもない。


おまえが愛し過ぎて、俺はおかしくなりそうだ。


真子、ありがとう。


愛してる。


今もずっとこの先も、真子しか愛せない。