この気持ちはいったいなんなのか。


銀ちゃんには何人の女の人がいたの。


私を抱くみたいに、多くの女の人に触れたと言うなら。


どうして、私と結婚したの。


もしかしたら、私のことも同じなのか。


多くの女の中の一人だとしたら。


でも、銀ちゃんは私の事は本気だと言った。


本気は私、でも浮気はするの。


銀ちゃんの顔が見れない。


酔っぱらった組員が私たちの前に来た。


銀ちゃんの顔が曇る。


又、何かあるの。


「これは妹からです。あいつは若の為に、身を引きましたら安心して下さい。昨日、妹は田舎に帰りました。妹からの手紙を受け取ってやって下さい。」


銀ちゃん泣かないって決めたけど、無理だよ。


私の心が悲鳴を上げてる。


もう、これ以上は無理。


私はここにいてはいけない。


最初から、私がいていい場所じゃなかったんだ。


私は夢を見ていたんだ、きっとそうだ。


銀ちゃんなんか嫌いだ、大嫌い。