仁に睨まれた。


怖いんですけど。


「真子はあいつとそんな関係なのか?真子は騙されてるんじゃないだろうな。」


どう説明していいのか、分からない。


困った。


「いい加減に真子のこと諦めたら、真子は銀ちゃんと結婚するんだよ。」


もう結婚式を挙げて、私は極妻になった。


なんて死んでも言えない。


「真子は高校卒業したら、銀ちゃんと結婚するの。 」


頷くしかなかった。


この先も子の気持ちは変わらないし。


「俺は反対だからな。あいつ絶対ヤバい。俺があいつの正体あばいてやる。」


止めてよ。


勝手な事はしないで欲しい。その


「私は銀ちゃんがいいの。銀ちゃんが危ない人でも私は構わない。銀ちゃん以外考えられない。」


本当だ。


この気持ちは本物。


もう銀ちゃんから離れる事は出来ない。


私がいなくなったら、きっと銀ちゃんは泣く。


銀ちゃんは又一人ぼっちなったら、何をするか分からない。


銀ちゃんを危険な目に合わせたくないから、離れる事は絶対無理。


銀ちゃんは強がってるけど、本当は泣き虫で寂しがり屋だ。


仁にどう話せば、銀ちゃんの事を認めてもらえるのかな。