銀ちゃんの手を強く握った。


私の気持ちが伝わったかな。


「銀ちゃんとずっと一緒にいて、銀ちゃんを支える。頑張って可愛い奥さんになるからね。」


私だってやるときにはやるんだから。


「真子が俺の側にいてくれたら、俺は今まで以上に頑張れる気がする。どんなことになっても俺から離れていくな。」


はい。


極道の妻になったんだと覚悟をきめた。


もう迷ったりしない、銀ちゃんと何処までも一緒に歩いて行く。

この日から絶対泣かないと決めて、銀ちゃんと沢山の買い物をした。


洗濯機と机、後はドレッサー。


銀ちゃんとお揃いのパジャマやマグカップ。


部屋に鍵をかけたいと強く思った。


毎日いきなり襖が開くから、心臓に悪い。


私が一人になれる空間が欲しいけど、銀ちゃんに分かって貰えるだろうか。