マサさんは多分銀ちゃんと同じくらいの年令だと思うけど。

銀ちゃんには負けるけどマサさんも中々のイケメン。


顔は少し怖い感じがするが、話す時目尻が下がり可愛いと思えるし。


車の後部座席で銀ちゃんと手を繋いだまま、体が密着している状態。


「どうしたんだ。」


銀ちゃんに確認したいことがある。


「銀ちゃんと結婚した訳だから、婚姻届けとか出さなくていいの。」


銀ちゃんから、直ぐに返事がない。


「真子が良ければ直ぐにでもだしたいけど、真子は高校生だし、婚姻届けは真子が高校卒業してから出そうと思ってる。」


そうなんだ。


銀ちゃん、ありがとう。



「婚姻届けは高校卒業してからでいいです。」


銀ちゃんが了解だと言う。


銀ちゃんはいつも私の気持ちを大切にしてくれるから、そんな銀ちゃんが大好き。


この先もずっと大好きでいると、自分に言い聞かせた。