あれ、マサさんが私をずっと見てる気がするんですけど、
私が何かしたのかな。


そんなに見つめられると恥ずかしい。


「ラーメンをテーブルに置いて出ていけ。」


マサさんが又私を見た。


マサさんは何か言いたいのかな。


「マサさっさと出てけ。」


おかしなマサさん。


マサさんが頭を下げ部屋を出て行った。


「ほら、食うぞ。」


猫舌だから熱いラーメンが食べられなくて、銀ちゃんがフーフーしてさましてくれる。


何故か銀ちゃんの膝に入って、ラーメンを食べてるし。


そんな子供じゃないのに。


昔も銀ちゃんの膝に入って、ブランコに乗った事を思い出した。


ラーメンを食べ終わったら、お腹が一杯で睡魔におそわれる。


「おい、真子、まだ寝るな。」


眠いよ。


ベットの中で見つめ合い、銀ちゃんと何度もキスした。


「真子を俺だけのものにしたい。」


うん。


この先何が起こるか分からない未知の世界。


どんな事になっても銀ちゃんと離れないと誓ったから、大丈夫。


「真子、愛してる。」


「私も銀ちゃんを愛してる。」


愛の痛みを感じながら銀ちゃんに抱かれた。


今日の日は一生忘れない。


この日、私は17才で極道の妻になった。


大好きな銀ちゃんの奥さんになれて幸せ。