泣きそうなのをこらえて、私は自分の病室に戻った。


自分の命が長くない事を知ったら、私はどうするだろうか。


死にかけた私が言うのもおかしいけど、死にたくないし、生きたいと思う。


純ちゃんも絶対生きたいと思ってるはず、好きな人と両思いになりたいと。


でも、私は何もしてあげられない。


私が出来る事は純ちゃんと仲良くなって、少しでも長く純ちゃんと笑って過ごそう。


純ちゃんとマサさんが、一日でも長く一緒にいられるように願う事しか出来なかった。


銀ちゃんにお節介は駄目だぞって、釘をさされそうたけど、私は私、みんなに笑顔でいてほしい。


だから、頑張ちゃう。


銀ちゃん、許して。


純ちゃんの飛び切りの笑顔を、マサさんに見せてあげたい。


いいよね、銀ちゃん。