結香ちゃんも仁も泣いて喜んでいた。


毎日二人で見舞いに来てくれ、一向に目を覚まさない真子に、学校であったことを話続けてくれて。


｢結香も仁も泣き過ぎだから。学校は暫く休まなくちゃいけないけど、結香、授業の遅れをよろしく、あ、仁に頼んだ方がいいか。｣


おい真子俺を忘れてるだろ、俺が教員の免許持ってる事。


｢真子の勉強は俺が見てやるよ。｣


｢銀ちゃんは高校の先生になろうとしてたんだものね。銀ちゃんに見て貰えばいいんだ。｣


え、やだ。


｢真子は疲れただろから、少し寝ろ。｣


みんなが病室から出て行った。



｢やっと二人切りになれた。亮平とおふくろに感謝しないといけないな。二度とこんな目に合わせたりしないから、二人で幸せになろう。真子作りに励もうな。｣


何で嫌そうな顔する。


赤ちゃんが欲しいって言ったろ。


子作りに励むから、早く元気になれよ。



今はキスだけで我慢だな。


真子が愛しすぎて、おかしくなりそうだ。