体の震えが止まらない。


マジでヤバイかも。


「二人していい加減にしろよな、おまえら仲いいとこ見せつけやがって、よくも俺に恥をかかせてくれたな。銀平覚悟しろよな、この女は俺が貰った。」



私が酒井修司の者なんかになる訳ないでしょ。


笑わせるんじゃないわよ。


《女をなめたらいかんぜよ!》


銀ちゃんにナイフを向け、襲いかかる酒井修司の前に飛び出た。


その時、勢いあまって、自分からナイフに当たってしまう。


マジでやばい、痛いのと、自分の血を見た瞬間、そのまま意識を失った。


「真子、しっかりしろ!」


銀ちゃん、ごめん。


私、駄目かも。



父さん、母さん、先立つ不幸をお許し下さい。


死にたくないよぉ。


やりたい事が沢山あるのに、このままじゃ死ねない。