この男はどこまで、銀ちゃんに執着するのだろ。


銀ちゃんに彼女を寝取られたとか、あり得そうな気がするけど。


酒井修司がサングラスを外すと、厳ついと思っていた顔がとても優しく見えた。


「何を笑ってる。」


「だって、可愛い顔してるから。」


本当にそう思えた。


「おまえなぁ、おまえといると本当に調子が狂うよ 。」



私に触れようとする、酒井修司。


「私に触らないで。」


触ったら、許さない。


「着物のままじゃきついだろ、服持ってこさせるから着替えろ。」


ここで脱げって事、無理、絶対無理。


そんなこと絶対さしたくない。



「やだ、着替えなくていい。」



「頑固な女だな。」



うるさい!


その時、男が入って来た。



「着替えをお持ちしました。」



紙袋の中には下着まで入っていた。



な、何これ?



「サイズが合わなければ買い変えるから、心配するな。」



心配なんかしてないけど、何で下着まであるの。


しかも、Aカップって酷くないですか。


おもしろくない。