銀ちゃんは肩を震わせて泣いていた。


私は苦しくてうまく息が出来ない。


生きてるって、素敵ない事なんだと思う。


亮平君のこの思いを無駄にしたくない。


銀ちゃんと一緒に朝田組を守って行こう思った。


この先どんな事があっても、命がある限りなんとかなるはず。


諦めなければいい。


私は朝田銀平と生きて行く覚悟をきめた。


亮平君の思いは、確かに銀ちゃんと一緒に受け継いだよ。

亮平君の命日に、必ずお母さんも来てもらうからね。


銀ちゃんをそっと抱き締めた。


銀ちゃんには私がいるよ。


銀ちゃんは一人じゃない。


銀ちゃんがこんなに泣き虫だとは思わなかったけど。


銀ちゃんは声を震わせて泣き続けた。