仁がサッカー部にはいったから、私はマネェジャーを志願した。


ずっと、仁の側にいたくてマネェジャーになったのに、マネェジャーの仕事は半端なくきつくて。


仁がいつも結香悪いけど頼むなとか、結香がいて助かる、そんな言葉を聞くたびに嬉しかった。


真子の前に銀ちゃんが現れ、仁も真子を諦めると思ったのに。


今日は部活が休み。


真子と仁が教室にいない事に気づいた。


あのバカは又真子に告白でもしてるのか、二人でいる所を見たくなくて先に帰る。


校門の前に見慣れた車があり、車の中にいたのは銀ちゃんだった。


銀ちゃんは真子を待ってるんだね。



真子は仁といるはず。


銀ちゃんに伝えるべきか悩む。


でも、知らん顔は出来なかった。


この選択が正しいのか、分からなかったけど。