どうして、朝田銀平といるのか、真子に確めたかった。


まさか、脅かされてるとか。


真子に銀平の事を言おうとしたら遮られた。


真子は朝田銀平の全てを知って、一緒にいると言う。


「何を甘ちょろい事を言ってるんだ。相手は極道なんだぞ。常に殺し合いするような奴らなんだ。」


真子はそれでも銀ちゃんが好きだと言った。


真子が泣く姿なんか見たくもねぇ。


俺のイライラは収まらなかった。


一人でいる真子に声をかける。


「話あるんだけどいいか。」


今日は部活がないので真子を部室に誘った。


俺の気持ちを話して、朝田銀平と別れて貰う為に。


お願いだから、あんな男より俺を選んでほしい。


早く目を冷ますんだ。