こうなると、銀ちゃんはかなりめんどくさい人。


適当にあしらおう。


「あいつが何か言ってきたら必ず俺に言え。俺に心配かけたくないと思って、一人で解決しようと思うな。分かったら返事。」


「は〜い。」


「なんだ、そのやる気のない返事は。」


銀ちゃんが親父みたいなんだもん。


「おまえ、俺の事親父とか思っただろ。」


いえ、いえ、そんな滅相もごさいません。


「ほら、弁当忘れるなよ。」


「マサさんにお礼言わなきゃ。」


「はぁ、何でマサ? 」


「だって毎日、マサさんがお弁当、」


「アホか、弁当は俺が作ってんだよ。ほら、俺のと一緒。」


嘘だ、銀ちゃんがたこさんウインナーとか、リンゴうさぎとか、作ってくれてたの。


ブッ、笑える。


「帰ったら覚えて置けよ。今日は寝かせねぇからな。」


ゾッー。


鳥肌が立った。


銀ちゃんはニヤニヤの笑顔。


もう、ヤだ知らない。


エッチな事ばかり考えないで下さい。