もう我慢の限界だった。


マサが真子を抱き締めようとした時、俺は部屋に飛び込んでマサを投げ飛ばしていたのだ。


マサは俺を見て苦しそうに笑う。


真子が怒って俺を睨み付けた。


そんな事気にせずに、嫌がる真子を思い切り抱き締める。


もう駄目だ、真子とは1分も離れていれない。


離れていると、不安で泣きそうだし。


又一人ぼっちになるのが怖い。


嫌がる真子を抱き締めながら、俺は謝り続けた。


真子、愛してる。


そう何回も囁きながら、暴れる真子を抱き締め続けた。


「もう、銀ちゃんのバカ、苦しいんだから離れて!」


「ヤだ離さない。離したら真子逃げてくだろ。だから離してやんない。」


俺の腕の中で思い切り暴れ続ける、真子。


そんな真子が可愛くてたまらない。


真子のこの甘い匂いがたまらなないのだ。


このまま食べたら、真子に嫌われるだろうな。


我慢するしかないな。