真子さんとこうしていれるだけで、俺は本当に幸せ。


この気持ちを、真子さん、嫌、若が知ったら困る。


若は凄い焼きもち妬きだから、俺の気持ちを知ればこの屋敷から俺を追い出すだろう。


それは本当に困るのだ。


ここを出ても行っても行く場所がない。


妹の入院費も払えなくなるし。


俺は妹の為ならどんな我慢も出来る。


「真子さん、明日は学校がありますから、早く寝て下さい。」


真子さんと話込んでしまい、もう24時を過ぎてしまった。


真子さんが可愛いアクビをした。


たまらなく可愛い。


「マサさんのお言葉に甘えさせていただきます。明日になれば銀ちゃんと笑って話せる気がします。マサさんありがとう。これからも困った時、助けて下さいね。」


約束ねと小指を出した真子さんに、自分の小指を絡ませた。

幸せだ。


いつでもきみの味方でいるから。


きみの幸せが俺の幸せ。


おやすみ、真子。


良い夢を。