銀ちゃんの事が急に心配になった。


でも、今さら銀ちゃんの所へは行くにくい。


はぁ、どうすればいいの。



「若は相当落ち込んで、飯も食べずに俺のベットでふて寝してます。いつもならやけ酒飲んで俺に絡むのに。もう酒は飲まない。これ以上真子に嫌われたくないっと言って。」


ふて寝なんかしないでよ。


子供みたい。


「真子さんの苦しい気持ちも分かりますが、覚悟決めませんか。真子さんは自分で朝田銀平を選んだのです。若の側にいてやって下さい。」


マサさん、ありがとう。


マサさんが銀ちゃんを思う気持ちが凄く分かるし。


私はまだ子供で、そこまで考えられなかった。


「マサさんありがとう。銀ちゃんを好きな気持ちは一生変わらないつもり。マサさん、これからも銀ちゃんのこと、よろしくね。」


今度こそ、覚悟決めます。


朝田銀平の妻になったからには。


私は極妻真子、17才。


こんな事に負けてはいられない。


前に進みます。


もっと、強くなりたいと心から思った。