銀ちゃんに私は本当に必要なのか。


私にも銀ちゃんが必要。


熱いラーメンを食べながら銀ちゃんの事を考えた。


銀ちゃんが私の事思ってくれるのは、凄く良く分かる。


私はまだ子供だから、自分の事しか考えられない。


銀ちゃんは今どんな気持ちでいるの。


一人で寂しい思いしてる。


初めて銀ちゃんに会った時もそうだった。


ブランコに一人で乗ってる銀ちゃんが、泣いてるみたいに思えて。


このお兄ちゃんは真子と同じで寂しいんだ。


泣きたいのを我慢してる。


そう思ったから、怖かったけど声をかけた。


私が話かけると、銀ちゃんは嬉しそうに笑ったね。


あの笑顔は今も覚えてる。


銀ちゃんは真子の王子様だった。


真子を笑顔にしてくれたスマイル王子。


又、私を笑顔にしてくれますか。


まだ、遅くない。