私は分かった事が一つだけある。


銀ちゃんもバカたけど、私も相当なバカだ。



少し背伸びして、銀ちゃんの耳元で呟いた。


「銀ちゃんはバカだけど、バカな銀ちゃんを好きな私はもっとバカだね。」


銀ちゃんがニヤって笑う。


「似た者同士って事だな。」


まぁ、そうなのかな。


じゃ、そうしとこ。


「銀ちゃん部屋に戻ったら、色々と聞かせて貰いますからね。」


「へっ。 」


何を惚けてるの。



「まだまだ、色んな女が出てきそうだし。全て荒いざらい白状して貰うから覚悟してね。」


真っ青な銀ちゃん。


一体何人と付き合った訳?


10人?20人なんて言ったら、もう一発殴ってやるから。


覚悟しなさいよ!


本当の事言わないとうんと痛い目にあわすからね。


分かったら、返事して。


逃げようとする、銀ちゃんを捕まえた。



逃がしません!