ムリムリムリムリ!!

告白なんてしなきゃよかった〜!!!!
てゆうか、あたし運悪すぎ〜!!

「じゃあ宜しくね」
パチッ
藤田が見せた、ウインク。メガネの裏は、なぜかカッコよく見えたんだ……――。
「えっ!?ちょっ…待っ……」

藤田は走っていった。
行かないでよ〜
あたし、納得してないよ〜。

♪〜♪〜
《教室いるよ☆》

*教室*

「マジ!?付き合うの?」あたしはさっきあったことを柚羅と沙耶に話した。

「そーゆー流れに…」
「これは予想外…」
「理衣が可哀想だから明日おごるよ!」
沙耶〜……
あたし泣きそうだよ…。

*家*

「理衣〜電話よ〜!」
「誰から?」
「藤田くんですって!彼氏?」
お母さんがニヤニヤしてる。
「ちがう!」
あたしは強く否定する。
まぁ……、形では付き合ってることになるんだよね…。
『はい、平山 理衣です。今変わりました』
『〈あ、平山さん?藤田です。あの……携帯、持ってますか?〉』
『うん……わかった。……うん……番号は………はい。……じゃぁね。』


明日は学校。
ちゃんと、本当のこと言わなきゃ。