「じゃあな。」

「うん、バイバイ。」


さて…と、柚樹の様子を見に行こうかな。




トントン

「柚樹、入るよ。」


部屋にはいると柚樹はベットに横になっていた。


「…何？」


「いや、なんか様子がおかしかったから。どうかしたの？」


「……別に。」


いやいや、別になんて言いながらふてくされてるよね。
めちゃくちゃ機嫌悪いじゃんね。


「柚樹は、私に彼氏が出来るのが…嫌ってこと？私に彼氏なんて、絶対出来ないって私思ったし、てか一生彼氏なんか出来ないと思ってたから…私は今幸せだよ。」


「姉ちゃんなら、他にもいるだろ。なんでアイツなんだよ。なんでアイツが姉ちゃんの彼氏なんだよ!!姉ちゃん…今は幸せっていったって…。」


もしかして、柚樹は心配しているのかな。
彼が昔はかなり女遊びしてたから。

あのね、今はもう変わったんだよ、きっと。
もう昔の彼じゃない。