柚樹は私の質問には答えず今だ怖い顔してコチラを睨んでる。


「俺、結愛の彼氏。
って言うわけでよろしく。」

私ね肩を抱き寄せながらそう言う私の彼氏さん。

パパと柚樹は…もう私見れない。怖すぎて。
柚樹がこんな怖い顔したところなんて、初めて見た…かも。


「何がよろしくだ!
可愛い娘に手を出して!」

パパがまた大きな声で怒り出すが、それを止めたのはママだった。


「優也…結愛だってもう高校生よ?そういうお年頃なのよ。

だいたい、私たちはじゃあどうなの…?」

ママが言うと何も言えなくなってしまったパパ。

「いい加減、優也も大人にならなきゃ結愛に嫌われちゃうわよ。

さぁ、二人とも私達は退散しましょ。


ごめんなさいね、邪魔して。
じゃあ、二人で仲良くね♪

…あ、そうだ。
避妊は忘れちゃダメよ☆」


「マ、ママ!」

「な…!そんなこと、絶対許さないぞ!」

「ほら優也!」



バタン


……………。

一気に騒がしくなって一気に静かになったな。