“女の子を心から好きになったから。”


私は…私も冬也を好きになった。

でもこの思い、どう伝えたらいいのか

わからない………。


「私も…冬也、好き。
初めて会ったとき、ファーストキスを奪われた時…
呪ってやりたいくらい大嫌いだった。

でもね…
バスケをやる冬也は輝いて見えてね…
だんだん…惹かれていった。」

これが私の想い。

もうすぐ夏も終わる。
もうすぐやってくる
秋を告げるかのような、
そんな風が吹いた。

「……結愛、

俺と付き合ってほしい。真剣に。
絶対に君を大切にするから。」