「……俺さ、本当にバスケやる前は
たくさんの女と遊んできた。」

「知ってる。
有名だったもん…。」

「でもさ、
バスケ部に入って
いろいろと変わったんだ。

最初は、お前も俺に惚れさせるために入ったんだ。」

うそ……。
そんな………。

私を惚れさせるため…?
あの女の子たちのように…?

「でも、出来なかった。

結愛は、他の奴らとは違ってたから。
それから直樹先輩と…横峰先生。」

「あの二人のおかげで俺は、変わった気がしたんだ。

だから俺は、
自分とは関係が合った女、全員と縁を切ってきた。

結愛を守りたいから。


結愛を、女の子を心から好きになったから。」