「そんな驚くなよ―…。」

「直樹兄ちゃん…」

「ん?」

「家庭教師は?」

「ハァ?
もう終わったよ?」

「え!?
いつからそこに…?」

「結愛が、教科書の英文読んでる頃。
正確には読み出してすぐ(笑)」

カー……////
恥ずかしい…
イヤァ―――………!
見られて、
…聞かれちゃったよ。

「上手いよな―…、
さすがおじちゃんの娘だって思った。

あの人も、めちゃくちゃ英語上手いから。」

あぁ―…パパって
たしか、英語得意だったなぁ。

「あ、そうだ。
柚樹に家庭教師をする理由?とやらを
聞いてきたぞ(笑)」

「教えて♪」

「……悪いな、結愛。
さっき柚樹に絶対に言わないでくれって言われちまったから…。」