「これ、パパとママ?」

「そうよ。これはね、パパとママの結婚式の時の写真なの。」

「ママお姫様みたい!

結愛も大きくなったらママみたいになりたい!」

「結愛は綺麗なお姫様になれるよ!
ねぇ優也(笑)?」

「…結愛は絶対になにがなんでも誰にもやらねぇ。」

「もう、優也ったら。そんなのまだまだ先の話よ。」

「なぎさぁー…
そう言ったって、そんなすぐだぜ!?
俺は絶対認めない。どんな男であろうと可愛い結愛を絶対渡さない!!」

「もう…親バカなんだから…。」




「結愛ー?起きなさ―い!
遅刻するわよぉ―!」

「ん………夢か。」

なんか懐かしい夢だったなぁ。

「あぁ、結愛おはよう」

「パパ、オハヨー」

「今日から結愛も高校生だなぁ。最近ますます渚に似てきたよな。渚にそっくりだよ。」

「えぇ―!?
結愛は私より優也似だと思うけどなぁ。」

「そんなどっち似だなんて話はどうでもいいから!

ヤッバイ!遅刻する!いってきまーす!」

急がなきゃ遅刻しちゃうよ―……!