「お茶会?」
「俺も行くんだけど、ラピスも行く?」
「本当?連れていって!」
「そんじゃ急ぎますか♪」
そう言うとラピスの腕を掴み走り出した。
ドアを開けて暗闇から出ると、と外は眩し
すぎて思わず目をつぶった。
「もう慣れたんじゃない?目、開けなよ」
「ん・・・・」
ラピスが目を開けると、そこは森の中だっ
た。
真っ直ぐに伸びた道を私達は走っている。
「ねぇっ、そんな急がなくてもいいんじゃ
ないかな」
「もう疲れたの?急がなきゃお茶会始まっ
ちゃうよー♪あいつ、時間にうるさいか
らなぁ。」
「あ、あいつ・・・?」
そうこう話していると別れ道に着いた。
「右に行くよん♪」
「まっ、待って・・・・」
ラピスの意見を知ってか知らずか、一度も
止まる事無く走り続けた。