ある日
彼女の机も上靴も
なかった。
彼女はとても
驚いた顔をし
目には涙を溜めていた。
私は、
わざわざ机を
どっかに持って行ったり
上靴を隠したり
めんどくさいことを
するもんだな と
心の中で思っていた。
彼女は自分の
机があった場所に行き
ぺたん、と座り込み
声を殺して泣いていた。
すると
数日前まで彼女と
仲良かった友達が
ずかずかと近寄り
頭にバケツいっぱいの
水をかけて
「アハハハハハハ」
と 高々と笑っている。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…