憧れなんて嬉しい。

こんな、バカでドジでなんの取り柄もない私に憧れてくれてるなんて。



「嬉しい!ありがとっ」

私は小川さんの手をぎゅっと握った。



こんな嬉しいことないよ。

ありがと、小川さん。



「へっ、女の友情ってやつ?」


「そうですけど?もしかして大杉も私たちの仲に入りたいとか?」



少しおちょくってやった。