「おっはよぅ!ユリちゃんっ」

わたしは何時にないくらいのハイテンション!

だって、

「わたし、先生と恋人になりましたっ!」

そう!
わたしは圭の彼女になったのですからぁ〜!!


「……佳奈恵、夢でも見たか?」
「なっ…、本当だもん!」

ユリちゃんは、わたしを心配そうな目で見ている。

大丈夫! わたしはいつもどーりだよ!

「実はねぇっ……」


かくかく、しかじか…。

いつまでも疑っているユリちゃんに、昨日の全てを伝えた。

最初は、えぇ〜とかふぅんとかしか言わなかったけど、どうやら信じてはくれたみたい。


「うぅんっ!学級委員、やってよかったかも〜」

それに、学年委員長を譲ってくれた(?)岡本くんにも感謝!

あれがなかったら、二人きりになってなかったし。


「佳奈恵、一つ聞いていい?」
「なぁに?」

ユリちゃんは、人差し指をピッと立てて言った。


「先生は、どうして佳奈恵のことが好きになったわけ??」


………え?

えっと、
そういえば、そうだよね…。

わたしは圭に勉強教えてもらったりして惹かれたけど…

そんなの圭からしてみれば、いろんな生徒に優しく教えてるわけで……。


「あれ…?」

もしかして、わたし

「遊ばれてんじゃないの!?」