泣き上戸か…?



長い睫毛……

柔らかそうな唇……



愛しい……

きっとこの気持ちをそう言うのだろう……

触れたい……





俺の膝の上で眠る結華から、ふと麻奈ちゃんと優夜に視線を移すと、いつの間にか二人はもたれ掛かりながら眠っていた。





結華が起きるまでこうしていよう。

……こうしていたい。

このくらいしたって罰は当たらないだろう。